【 目次 】

ワキガ体質の人は、ほぼ100%の確率で親から遺伝する

両親はどっちもワキガじゃないのに、なぜ自分だけワキガなのか?

遺伝の前にワキガの仕組みを知ることが大事

軽度のワキガか重度のワキガかはアポクリン汗腺次第

親はワキガじゃないのに子供がワキガを発症してしまう理由


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ワキガ体質の人は、ほぼ100%の確率で親から遺伝する

ワキガは、両親のどちらか、 または両親共にワキガの場合、子供にも遺伝する。 ということは聞いたことがないでしょうか?

ちなみに親から遺伝する確率は

両親のどちらか一方がワキガ 約50%の確率で遺伝
両親が共にワキガ 80%以上の確率で遺伝
と、一般的には言われています。



もし、自分がワキガだったとしたら。 それは、ほぼ100%の確率で「親からの遺伝」と考えていいでしょう。

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両親はどっちもワキガじゃないのに、なぜ自分だけワキガなのか?

ワキガは親から遺伝するもの。。

とは言うものの、実際
「親は両方ともワキガじゃないのに、自分だけワキガなのはどうして?」

そういう疑問を持ってる人も多いのではないでしょうか?

事実、私自身もそうでした。
私は、最終的に手術までしないといけないほど「重度のワキガ」だったのですが、 両親も、兄弟もワキガの人間はいなかったのです。

「どうして自分だけが。。。」



そんなことを考えながら、 ワキガについて、書籍やら、ネットやらで調べに調べまくったのですが、 やっぱりワキガは「遺伝」から。。というのです。

そして、十数年かけて、重度のワキガから軽度のワキガまで克服できた今頃になって、 その「謎」が解けました。

では、いったい
両親ともにワキガじゃないのに、 なぜ自分だけがワキガになってしまうのか?

その「謎」を紐解いていきましょう。

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遺伝の前にワキガの仕組みを知ることが大事

まず、親からの遺伝の話しをする前に、 ワキガの仕組みというものをお話ししておきます。

この仕組みが分かれば、
ワキガは本当に親から遺伝するものなのか? そうではないのか?ということがハッキリ分かります。

「ワキガ体質じゃない人」と
「ワキガ体質の人」との大きな違いって分かりますか?

実は、

ワキガ体質の人には、
「アポクリン汗腺」という特殊な汗腺が存在しています。

アポクリン汗腺が存在している個所は
・脇の下
・耳の中
・乳首周辺
・陰部周辺
の4か所という限られた箇所にしか存在してないのが特徴です。

ただし、ワキガ体質だからといった、 4か所全てに存在する訳ではありません。

優先的にいうと
・「脇の下」
・「耳の中」
だけに存在することが殆どで、 まれに「乳首周辺」や「陰部周辺」にも存在する人もいるということです。

下の図をご覧ください


汗腺には2種類の汗腺があります。
1つは「アポクリン腺(汗腺)」
1つは「エクリン腺(汗腺)」


ワキガ体質じゃない人には、アポクリン汗腺は存在せず、 エクリン汗腺のみが存在しています。

それに対して、ワキガ体質の人には、 アポクリン汗腺とエクリン汗腺の両方が存在しています。

日常的に
「汗腺、、汗腺」
と言っているのは、エクリン汗腺のことで、 この汗腺は、暑い日や激しい運動をしている時などに汗を出し、 人間であれば誰にでも存在する大事な汗腺です。

では、アポクリン汗腺が存在していると(ワキガ体質の人)、 なぜ強烈な臭いが発生するのでしょう。。

その答えは、エクリン汗腺から出る汗に含まれる成分と、 アポクリン汗腺から出る汗に含まれる成分の違いにあります。


エクリン汗腺から出る汗の成分 は、
・水分が約98%
・塩分が約2%

(人によって多少の違いあり)

それに対して、

アポクリンから出る汗の成分 には、
・アンモニア
・脂質
・糖質
・タンパク質
・鉄分
etc .....


など、いわゆる「臭い成分」から作られています。

そして、これらの「臭い成分」は、普通の汗と違い、 人によって、成分の割合が全く違うのが特徴でもあります。

人によっては、アンモニア成分が多くを占めている人もいれば、 脂質や糖質が多くを占めている人もいるということですね。

更に、これらの汗の成分をエサにしている「雑菌」が、 その成分を食べて、ガスを発生し臭いが発生します。
このガスこそがワキガの臭い。。



上図の
「ジフテロイド菌」とは 、 その種類は「1億種類以上」とも言われる雑菌の中で、 唯一、ワキガの汗の成分が大好物な菌で、 ワキガの臭いは、この「ジフテロイド菌」によって作られる。。 といっても過言ではありません。

「普通の汗」も「ワキガの汗」も、 見た目では殆ど区別がつきませんが、 ワキガの汗は、やや白っぽくて、粘り気がある感じの汗です。

さて、水分と塩分だけの汗と、 臭い成分だけで占められている汗。

どっちが凄い臭いを発するかは、もう想像がつきますね。

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軽度のワキガか重度のワキガかはアポクリン汗腺次第

では、話をワキガと遺伝について戻しましょう。

まずは下の画像をご覧ください

この画像は、どちらも「ワキガ体質」の人の脇の下の裏側の様子です。

左の画像を見ると、 白い米粒のような物体が確認できると思いますが、 これが先ほど言っていた「アポクリン汗腺」の正体です。

ワキガ体質じゃない人には、これがありません。

そして、右側の画像は、左の画像と比べて、アポクリン汗腺の数も多いのと、 アポクリン汗腺1個1個のサイズが大きいのがよく分かりますね。

左と右とでは、どっちが重度のワキガなのかは明白です。

右の画像のようになってしまうと、 ワキガ手術をしないとダメなレベルです。



このように、

同じワキガでも、 アポクリン汗腺の数、アポクリン汗腺の大きさによって、 軽度から重度まで、その症状も違ってきます。

このワキガの事例を踏まえて、 私が最初に断言した。
「ワキガは100%親からの遺伝」
の理由を説明しましょう。

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親はワキガじゃないのに子供がワキガを発症してしまう理由

ワキガの原因となっている「アポクリン汗腺」は、 親からの遺伝によって、産まれた時から既に備わっています。

しかし、産まれた時点では、あまりにもアポクリン汗腺が小さ過ぎて、 その存在を確認することが出来ません。

事実、生まれたての赤ちゃんがワキガ臭い。。 なんてありませんよね。

アポクリン汗腺の存在がハッキリしてくるのは、 早くて小学校高学年。中学生、高校生になると殆どその存在が分かります。

そして、
体の成長期に入ると伴に、 アポクリン汗腺も大きくなり、ある程度の大きさまで達するとワキガを発症するのです。

中学生、高校生の時にワキガを発症する子が多いのは、その影響があるからなんですね。


しかし、
ワキガ体質だから(アポクリン汗腺が存在する)と言って、 必ずしもワキガの症状が出るとは限りません。

つまり、
・ワキガ体質
・ワキガを発症する
というのは別問題なんですね。

例え、アポクリン汗腺が存在していたとしても
・数が極端に少ない
・1個1個のサイズが小さい
このような場合は、 「ワキガ体質」であることには間違いないが、 実際にワキガの症状を発症しない。

実は、こういったケースが結構多いんです。

だから、
ワキガの症状が表れないから、ワキガじゃない。。 と思っていても、実はワキガ体質である可能性がある人も多いんですね。


この事実から、
「親はワキガじゃないのに自分はワキガ」
というカラクリを説明しましょう。

例えば、お父さんがワキガ体質だったとします。

けれど、お父さんが持ってるアポクリン汗腺は10個しかありません。 しかも、サイズはごくごく小さいです。

よって、お父さんは「ワキガ体質」ではあるけれど、ワキガの症状は表れませんでした。

しかし、お父さんのアポクリン汗腺の数が10個しかなかったからと言って、 子供にも10個しか遺伝しない。。とは限らないのです。

もしかしたら、
産まれた時点で100個も200個もあるかもしれません。

更に、運が悪い事に、 成長期には、どんどんアポクリン汗腺も成長していって、 結果、ワキガを発症してしまう。。

一見すると、お父さんはワキガ臭くないから、お父さんからの遺伝ではない。
と思ってしまいますが、実はシッカリ遺伝しているのです。

こういったケースは山ほどあります。

けれど、実際にお父さんにもアポクリン汗腺が存在しているのかどうかは、 脇の下を切開して確認してみなければ分からないことです。

恐らく、そこまでして確認する親はいないと思います。

いかがでしょう。
これで、親がワキガじゃないのに自分だけがワキガ。。 という「謎」が解けたでしょうか?

また、ワキガは

アポクリン汗腺を放っておく限り克服することは出来ません。

ワキガを克服するには
①ワキガ手術でアポクリン汗腺を取る
②ワキガ専用クリームで症状を抑える
この2通りしかないのが現状です。

私の場合、ワキガで一生悩むのがイヤだったので、 色々考えた末、ワキガ手術をすることにしました。

けれど、1年後には再発してしまい。 結局は元の「重度のワキガ」に戻ってしまったのです。

残ったのは、手術の時に切開した傷跡だけ。。
この傷跡だけは何年経っても消えることがないので、 今更ですが、手術したことを後悔しています。

そして最後に試したのが
「ワキガ専用クリーム」

ドラッグストアなどに置かれている「制汗クリーム」とは違います。

制汗クリームは、あくまでも「ワキガじゃない人」の脇汗対策に使うモノであって、 ワキガ(特に中程度以上)には一切効果がありません。

よく考えてみたら、1,000円程度で買える市販の制汗クリームで、 ワキガの症状が抑えられたら、全国に何千万人といるワキガの人は、 こんなに悩んだりはしませんよね。

私は「ワキガ専用クリーム」を使うようになっても、 完璧にワキガを克服するのは無理でした。。

けれど、
重度のワキガから軽度のワキガまで、 症状を抑えることが出来るようになったのは嬉しい収穫です。




★★★ まとめ ★★★
① ワキガは親から遺伝するもの
② ワキガ体質だからといって、ワキガの症状を発症するとは限らない
これが、
「なぜ親はワキガじゃないのに、自分だけワキガなのか?」
「ワキガと遺伝は関係ないのか?」

の答えです。。



ワキガ手術に行く前にクリアネオ